意外と知らない!?コンテンツマーケティングで動画を効果的に使う方法教えます。

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動画を使ったプロモーションは、採用やIR活動などで最近使われることが多くなってきました。また、チャンネル登録数数百万人という集客力を持つ人気YouTuberとタイアップした動画広告なども増えてきています。

こうした人目を引く表舞台で動画が効果的なことは広く認知されてきていますが、見込み客を発掘してじっくりと育てていくコンテンツマーケティングの分野でも、動画の効果はあるのでしょうか?

結論からいうと、動画はコンテンツマーケティングにおいても非常に大きな効果があります。この記事では数字的な部分でその効果を確認した上で、実際の事例を参照しながら、コンテンツマーケティングで動画を効果的に使う方法について解説します。

動画はコンテンツマーケティングのビジュアル要素として大きな効果あり

コンテンツマーケティングは、見込み客や潜在顧客にとって興味のあるコンテンツを提供し続けることで継続した興味や関心を喚起し、徐々に製品やサービスの内容の理解を促して、最終的に売上につなげていくマーケティング手法です。

言い換えれば、コンテンツマーケティングポイントは継続性にあり、一過性の話題を提供して瞬間的に大きくバズることはコンテンツマーケティングの目的の反対側にあるということになります。

動画というと派手にバズることが成功だというイメージは確かにありますので、この点、コンテンツマーケティングと動画は相性が悪いのではないか?と思われるマーケターの方が数多くいるのも事実です。

まずは、そのあたりの誤解を数字的な証拠で解いておきましょう。

コンテンツマーケティングの重要な要素であるビジュアル部分で、静止画と動画のどちらを使ったほうが効果的か、そのことを考える上で、電通とディーツー コミュニケーションズが行った『iPhone向け動画広告効果調査』が参考になります。

1.動画は静止画に比べて「印象度を高める効果あり」

同じ内容のバナー広告(静止画)と動画広告の認知度を比較すると、「確かにみた」という強い想起を引き起こした人は、バナー広告は 8.9%であったのに対して動画広告は 14.7%であり、バナー広告の約 1.7倍という結果が出た。

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2.動画は静止画に比べて「訴求内容の認知向上に効果的あり」

調査で使った訴求内容の「新車の購入プラン」で認知度を調べてみると、説明された料金プランに対して、「詳しく知っている」、「ある程度知っている」、「言葉だけは聞いたことがある」の合計値は、動画広告を見た人では バナー広告(静止画)の認知者に比べて約 11 ポイントも高かった。

 

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3.動画は静止画に比べて「コンバージョン効果が高い」

バナー広告(静止画)を見た人で、視聴後になんらかの行動を起こした人は1割程度であったのに対して、動画を見た人の4割もの人が他のページの閲覧や、さらに進んだ情報を求める検索行動などを起こしている。

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以上見てきたように、動画と静止画を比べてみた場合、動画の方がユーザーに印象を深く与え、認知度や商品の理解度を高めてくれることがわかります。また、それ以上にコンテンツマーケティングにとって魅了的なのが、コンバージョンレートが静止画の4倍もあるということでしょう。

コンテンツマーケティングのように、最初のとっかかりで見込み客の関心を引き(印象度を高める)、自社の製品やサービスの理解を促し(認知度を向上させる)、最終的に売上に結びつけたい(コンバージョンしてもらう)という一連の施策に、動画は非常に相性が良いことがわかります。

動画で「印象度を高める」「認知度を向上させる」「売上に結びつける」成功例の紹介

それでは、今見てきた「印象度を高める」「認知度を向上させる」「売上に結びつける」ということを、動画で具体的にどう実現するのかを見てみましょう。

1.キャッチーな動画シーンで「印象度を高める」

コンテンツマーケティングの初期の段階では、見込み客の関心に応じて、何らかの問題解決のヒントとなるようなコンテンツを提供していくことが大切です。

例えば、最終的に会計ソフトを販売したいと考えている会社は、いきなり会計ソフトの説明を行うのではなく、「年末調整、税理士に丸投げしたらいくらかかるの?」などの役に立つコンテンツを提供します。

また、IT関連の会社であれば、「スマホでの検索、もっと便利にする方法教えます!」のようになるでしょう。このテーマで非常に魅力的な動画を提供してくれたのは、はやりGoogleでした。

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グーグル長すぎる駅名

この動画はこんな構成になっています。

「ちょうじゃがはましおさいはまなすこうえんまえ」というかなり長い駅名の写真と、駅名を一生懸命読み上げようとする女性2人組、長すぎる駅名がうまく言えず、音声認識も反応してくれない・・・。

どうするのかな・・・?という視聴者の興味をつないでおいて、同じ旅行グループの別の女性が登場して「ここから上野駅まで電車で」とスマホにしゃべりかけます。

すると、Googleが提供するサービスである位置情報機能で、「ここから」と「上野」にスマホが反応してくれるので、一発で解決できました。このような動画のシーンでGoogleの機能を紹介しています。

同じことを、一般的なコンテンツマーケティングでやろとすれば、ブログのタイトルを「スマホでの検索、もっと便利にする方法教えます!」とした上で、スマホの検索画面を数枚キャプチャして、使い方として解説するということになるでしょう。

たしかにこれも、便利です。しかし、電通の調査によればそうした静止画を使ったものよりも動画を使ったコンテンツの方が印象度が高いといわけです。

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2.対面の緊張感はなく、しかし対面のように「認知度を向上させる」

コンテンツマーケティングの第2段階は、徐々に自社の提供するサービスや製品の内容を知ってもらうことです。先程の電通の調査の例では車購入のための料金プランの説明で動画が非常に大きな効果を上げたことが実証されていましたが、たしかに、スマホや保険などのわかりにくい料金プランの説明などは、窓口で担当者から聞いたとしても、頭がこんがらがってくることがありますよね。

また、見込み客の中には「料金プランを詳しく説明してほしいけど、店舗でお店にいる人から対面で料金について聞いたりすると、契約間近だと思われて、しつこく勧誘されるのではないか・・・」と不安を感じている人も多いはずです。

このような人たちにこそ、動画を使ったコンテンツマーケティングが適しています。実際に動画の中で人が対面しているように喋ってくれますし、その場で契約を促されるというプレッシャーもありませんので、落ち着いて中身について理解を深めることが可能です。

対面でありがちな、理解させてすぐに契約させる!という方法を嫌がる見込み客は実際にはかなり多いはずです。そうした見込み客の方々に対して、無理なく商品やサービスの認知度を向上はかり契約につなげていくために、動画を使ったコンテンツマーケティングは非常に有効です。

対面より緊張せずに、文字と静止画より分かりやすいという部分で動画が力を発揮します。

ここでは、そうした動画を使ったコンテンツマーケティングの成功例として保険市場の「5分で分る!少額保険ってどんな会社?どんな商品?」をご紹介しておきます。

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ベル少額短期保険株式会社

3.実際に動画で人が使う様子を見せて「売上に結びつける」

さて、コンテンツマーケティング最終段階のコンバージョンですが、ここで最近注目のYouTuberを使った動画広告の手法をご紹介します。

ヒカキンさんや、はじめしゃちょーさんなどの著名YouTuberは、一般の視聴者向けの番組で視聴者数、数百万人というメディアを運営しています。こうしたメディア力に注目した企業がぞくぞくと人気YouTuberとコラボレーションをしています。

イオンTOPVALU 今夜はお鍋にしましょう♪

テレビ番組の世界では、人気ナレーターが「ココアがダイエットに効くらしい」と紹介しただけで、全国のスーパーのココアの棚が空になる、などの現象がよく起きますが、YouTuberの影響力もかなりのものがあります。

といっても、動画でコンバージョンレートを上げるために必ず人気YouTuberを起用しないといけないというわけではありません。

お客様の感謝の声を文字と顔写真だけで紹介するという従来のコンテンツマーケティングの方法と同じく、動画を使って実際に商品を使って問題解決を果たしたお客さんのかざらない生の様子を流した方が効果が出るという場合もあります。

テレビ番組では、実演販売風の番組で商品を使ってみせた後、せいぜい「今スグお電話を!000-XXXX-5555」などのテロップしか流せません。

しかし、インターネットを使った動画コンテンツマーケティングの場合には、ランディングページの申し込みボタンと同じように、CTA(コールトゥアクション)ボタンを動画の中に埋め込むことが可能ですので、ぜひこうした機能は利用しましょう。

【まとめ】

以上、コンテンツマーケティングでも動画は非常に効果的なことを解説いたしました。動画の特性である「印象度を高める」「認知度を向上させる」「売上に結びつける」をうまく自社の製品に活用すれば、コンテンツマーケティングでの同業他社との差別化の道も見えてくるでしょう。

動画を使った広告手法は現在どんどん進化を遂げており、YouTubeに手軽に動画を出向できる「TrueView 動画広告」や、簡単に動画の効果測定ができる「YouTube アナリティクス」などの便利なプラットフォームも用意されているので、ぜひ動画を使ったコンテンツマーケティングを考えてみてはいかがでしょうか。