インフルエンサー・マーケティング4つの成功事例と便利ツール12選

Two business women are talking while watching smartphone

インフルエンサーは、大きな影響力を持っています。その影響力を活かして、マーケティングを行うことができます。SNSのキーパーソンにリーチすることで、情報を広く発信させ、記事やサービスをバズらせることができるでしょう。

SNSによって、メインで使っている層が異なります。たとえば、Twitterは20代、30代ぐらいの人が匿名で使っているパターンが多いですし、インスタグラムなら、10代、20代の女子が積極的に使っているでしょう。Facebookになると今度は既婚者が増え、ビジネスパーソンが活発に利用しています。Youtubeは世界中で視聴されていますが、Youtuberと呼ばれるインフルエンサーは、日本の場合は特に若い人に大きな影響を与えます。

各SNSの特性を活かして、適切なインフルエンサーを選定しましょう。自社製品、サービスがターゲットとしている層にマッチしたインフルエンサーをうまく選ぶことができれば、口コミでどんどん情報が広がっていくことでしょう。

1. インフルエンサー・マーケティング4つの成功事例

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(1) Twitterを使ったメルカリの成功事例

メルカリは、Twitterを通じて、芸能人やYoutuberなどのフォロワー数が多いインフルエンサーに動画でPRをしてもらっています。フォロワー数が表示されているため、効果が目に見えやすいのが特徴です。また、どれだけリツイートで拡散されたかも数値でわかりますし、いいね!の数でも効果を確認することができます。

メルカリは、人気Youtuberの「テオくん」にダウンロードページの宣伝を依頼し、テオくんはオリジナルの短いあるある動画を投稿し、1000件以上のリツイートを獲得しました。この事例からわかることは、たとえPRだとわかっていても、内容が楽しくて、インフルエンサーがいつも投稿している内容にマッチしているのであれば、違和感なく受け入れられるということです。

(2) インスタグラムを使った東京ディズニーリゾートの成功事例

日本一のインスタグラムフォロワー数を抱える渡辺直美さんをインフルエンサーとすることで、東京ディズニーリゾートは「夏5パスポート」のインフルエンサー・マーケティングに成功しています。「#夏5でやってみた」というタグをつけて、投稿しています。その投稿には、「いいね!」が45万件、コメントは2000件ほど、集めることができ、絶大なインプレッションを獲得しました。

渡辺直美さんの投稿ではPRっぽさはなく、自然でいつもの投稿のように仕上がっています。彼女ならではの写真として完成しており、「どのような写真を撮るかはインフルエンサーに任せる」という作戦が功を奏したようです。やはり、信じて任せるということが有効なのでしょう。

東京ディズニーリゾートは、他にもりゅうちぇるさんらにも依頼しています。渡辺直美さんと同様、複数の芸能人が、インフルエンサーとして協力しているのです。

(3) Facebookを使ったファンケルの成功事例

Facebookでは、相互にフォローし合うのが基本となっています。またフレンド登録は最大5000人までのため、拡散するのが難しく、インフルエンサーと呼ばれる人たちはほとんどいません。しかも日本では、30代、40代の既婚男性、ビジネスパーソンが多いため、インフルエンサー・マーケティングによる効果が得られにくい状態にあります。

一方、世界に目を向けてみると、ファンケル・シンガポールは、モデルや著名なブロガーなどを起用し、化粧品を使ってもらいました。それをフィードに投稿してもらって、口コミ効果を得ています。モデルや有名ブロガーのライフスタイルに憧れを持つ人は多く、シンガポールのファンケルでは、7700万件の「いいね!」を獲得した事例があります。

特にFacebookはライフスタイルが可視化されやすいため、多くの人が憧れを持つインフルエンサーの生活の中に溶け込んだ化粧品の口コミ効果は大きくなりました。「あんなふうになりたい」、という憧れを見事に「いいね!」に結びつけた事例です。

(4) Youtubeを使ったバンダイの成功事例

Youtubeには、Youtuberと呼ばれる人たちがいます。有名Youtuberになると、たくさんのファンを抱え、彼らにプロモーションしてもらえば、宣伝効果は抜群です。とくに、若年層に高いアプローチ効果があります。

バンダイは、人気Youtuberの「はじめしゃちょー」と提携し、「たまごっち100こ!育ててみた」という動画を作成。510万人のチャンネル登録者に配信され、再生回数は700万回を超えています。好評価の「いいね!」も5万以上つき、最新型のたまごっちを上手に宣伝しました。

ゲームなどの実況や、アイデア動画で人気のはじめしゃちょーは、小学生などにファンが多く、動画は数多く再生されました。ちょうどバンダイのたまごっちも、小学生にアピールしたい製品ですので、はじめしゃちょーのファン層と見事にマッチしました。

プレゼントなども用意され、商品のページへのURLとともに、画像の説明の欄に紹介されています。アクセスしてきた人のうち何割かが関心を持って、たまごっちを購入したものだと考えられます。自分も「育ててみた」動画を作りたい!と思った視聴者も多かったかもしれません。

2. インフルエンサー・マーケティングを成功させる便利ツール

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(1) Google Analytics

Google Analyticsは、Webサイトの訪問者を詳細に分析するツールです。サイトに来てくれた人の全体のアクセス数(ページビュー:PV)、訪問者の性別や住んでいる地域までわかります。どこのページで離脱したのかや、どのページにどのぐらい滞在したのかなど、詳細がわかります。

完全無料ですが、Googleが提供しているツールですので、当然ながら高い性能を誇っています。Google Analyticsに自社のサイトを登録し、アクセスを解析スタートします。当然ですが、インフルエンサー・マーケティングをスタートする前に、設置しなければ効果は測定できません。

(2) Simply Measured

Simply Measuredは、ソーシャルメディアの分析ツールです。
インフルエンサーのTwitterアカウントを入力すると、インフルエンサーのフォロー、フォロワーの傾向を分析することができます。平均的なツイート数、ツイートの中のキーワード、頻度やツイートのタイミングなどを詳細に分析できますので、インフルエンサーをどのような人たちがフォローしているかがわかります。

インスタグラムでも、写真にどのようにアクセスしていくのかがわかります。インフルエンサーの写真へのエンゲージメントの率などもわかりますので、投稿に対してどのようなリアクションがあったのかがわかります。

(3) Topsy

Twitterのインフルエンサーがどの程度の拡散力を持っているか、チェックすることができます。また、バズっている投稿があれば、その元々のきっかけは誰だったのかなどをチェックすることもできますので、告知の際に分析ができますし、新たなインフルエンサーも探すことができます。

過去にさかのぼってキーワードの分析ができるため、どのように拡散していくのかを分析できます。

(4) Yahoo!デイリーランキング 急上昇

検索サイトのYahoo!では、現在どのようなキーワードが検索されているかわかります。急上昇のトレンドを見つけましょう。急上昇したキーワードがわかるため、インフルエンサーが投稿したことにより、キーワードがどの程度注目を集めているかがわかります。

Yahoo!では、ツイート検索もできますし、画像や動画、そして人物名などでもトレンドが検索できます。デイリー、ウイークリーなどでも検索することができるので、いったん投稿したインフルエンサーの口コミが、どの程度の範囲まで到達しているかがわかります。

(5) ついっぷるトレンド

ついっぷるトレンドは、Twitterでいまどのようなキーワードが検索されているかがわかるサービスです。Twitterでトレンドになっている話題がわかりますので、それに便乗したインフルエンサー・マーケティングが可能です。

ランキングなどもわかります。そしていま何が投稿のピークとなっているのかがわかります。よって、ハッシュタグなどを使ってインフルエンサーにその話題を投稿してもらえれば、多くの人の目に止まり、バイラルさせることができます。

(6) Insight Intelligence

日本のソーシャルメディアにターゲットを絞ったツールです。月額8万円と高額ですが、豊富なオプションを備えています。Twitterは、契約を結んだ企業に、データを提供しています。そのデータを分析するのが、こちらのツールです。

日本で展開されている企業のため、詳細な日本語データを分析することができます。日本語独自の解析ができますので、データを分析するのに向いています。詳細かつ正確で、本格的に分析できますので、海外製品を使用するよりは、日本語のツイートを本格分析できるのでおすすめです。

(7) Buzzsumo

現在、SNS上で拡散されているコンテンツがわかる調査用のサービスです。インフルエンサーが拡散したサービスがどの程度、広まっているかをチェックできます。また、競合がどのようなコンテンツで拡散を狙っているか、何が話題となりそうかをリサーチするのにも使えます。

どのようなコンテンツを提供すれば、バズってくれるのか、人から支持されるコンテンツはどのようなものかを分析できます。Googleと同様の使い方をして、キーワードで検索します。いいね!の数や、ソーシャルシェアの数が多いコンテンツを探し出し、自分のマーケティング戦略に活かすことができます。

(8) Kizashi.jp

ブログで話題になっているキーワードを探し出し、コンテンツの参考にできるツールです。いまどのような話題がホットなのかが分かるようになります。それに応じた投稿を、リアルタイムでインフルエンサーに依頼することができれば、うまく話題にのり、サービスや情報を拡散することができます。

キーワード単位で話題となっているワードを見つけ、それをクリックすると、ワードを含んでいるコンテンツや出現の経過などがグラフとなって表示されます。
詳細な分析が可能で、SNSだけでなく、ブログ上のトレンドを見つけることができます。

(9) Yahoo!リアルタイム検索

Yahoo!急上昇と同じく、Yahoo!が提供しているサービスです。FacebookやTwitterなどで、リアルタイムで投稿されているポストの中から、検索ができます。リアルタイムに検索結果がでるため、新製品の紹介や、それに対する一般の人のアクションなどをまとめてみることができます。

感度分析という機能も備わっており、それによって、ポジティブな反応なのか、ネガティブな反応なのかもわかります。FacebookやTwitterを横断して検索できるため、インフルエンサーへの反応もすべて手に取るようにわかります。

(10) iCON Suite

iCON Suiteは、インフルエンサーを検索するツールです。影響力などを数値やグラフと行ったビジュアルで確認できます。フォロワーの男女比や、年代などもわかりますので、自社製品が求めている層に合致しているかどうかがわかります。

芸能人を除外して検索することができるので、フォロワーが多い芸能人以外の、一般人の中からインフルエンサーを簡単に見つけることができます。プラットフォームを決めないので、Twitterでもインスタグラムでも、自由に検索することができます。

(11) Tofu Analytics

どのインフルエンサーが、もっとも拡散しているかを効果的に測定してくれるツールです。拡散の経路、2次拡散、3次拡散などもビジュアルでわかります。また、Twitterやインスタグラムなど、複数のソーシャルメディアをまとめて検索できます。

(12) Make My Persona

ペルソナを作るのに使えるツールです。インフルエンサーを探うことで、運用のシミュレーションができます。短い文章で、端的に答えていくことによって、効果的なペルソナを作成できます。

インフルエンサーにアプローチする前に、ペルソナを作成することで、それに合致したインフルエンサーを効率よく探すことができます。

まとめ

インフルエンサー・マーケティングを行う際は、なるべく不自然な広告に見えないように、依頼しましょう。インターネットに慣れたユーザーは、広告を嫌いがちです。しかし、自社製品がターゲットにしている見込み客と近いペルソナを持ったインフルエンサーを選ぶことで、より普段の投稿に近い、自然な形でのアプローチが可能です。

インフルエンサー・マーケティングは、適切なインフルエンサーを選んで、感性が製品とマッチすれば、多大なるインプレッションを獲得することができます。今は一般人でも自由に情報が発信できるようになり、その中から、魅力的な投稿を行う人が登場するようになりました。

芸能人とはまた違うそうした身近なインフルエンサーに協力を依頼し、うまくマーケティングしましょう。