ガートナーが予想する近未来のITトレンド5選

前進

 

近年、人工知能や仮想通貨など人々の生活を豊かにするテクノロジーが凄まじい速さで普及し始めています。近い将来にはテクノロジーによって人々の生活スタイルは変わり、今までの常識がどんどん崩れ去っていくでしょう。

今回はITリーダーから絶大な支持を得ているIT調査機関である「ガートナー」が予想する近未来のITトレンドを紹介していきます。

今回紹介していくITトレンドをしっかりと知っておく事でテクノロジーによって変わる世の中をより正確に捉える事ができるようになるでしょう。

ぜひ参考にして未来の世の中を予想してみましょう!

近未来のITトレンド5選

新しい検索方法の変化

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知りたい事を調べる時に昔は本を読んだり、人に聞いたりしていました。近代化が進んで、インターネットが普及するとGoogleやYahooが提供する検索エンジンによって本を読まなくても検索をするだけで欲しい情報を手に入れられるようになりました。

さらに今後は文字を打って検索するのではなく、人に聞くように人工知能に聞くだけで欲しい情報を手に入れられる音声認識による検索に変化していくと予想しています。

昔からiPhoneなどに搭載されている「siri」など音声認識による検索は存在しましたが最近では「Google home」や「Amazon echo」など人工知能搭載の機器が発売されて話題となりました。

音声認識が可能な機器によって文字を打つ労力が必要なくなり、まるで人に聞くような感覚で情報を手に入れる事ができます。

またアプリなどと連携しているため、情報を仕入れる以外にも様々な用途で使用する事ができます。

Google homeでできる事

音声認識のできる人工知能というのはどのような事が可能なのでしょうか。

今回はGoogle homeを取り上げて、実際にどのような事ができるのかを具体的に紹介していきたいと思います。

音楽の再生

「Google home」はスピーカーが搭載しているので音楽を再生する事ができます。「Gooogle Play Music」などのアプリと連携しているので、アプリに入っている好きな音楽を再生する事ができます。

多言語翻訳

検索エンジンが搭載されているので、日本語から英語、中国語など翻訳も可能となっています。「Google home」があれば、外国人とも簡単に会話する事ができるようになります。

知りたいことの検索

自分が毎日知りたいことを問いかけるだけで情報の取得ができます。毎日確認するような天気や株価、渋滞情報などなど様々な情報を一瞬で教えてくれます。

家電の遠隔操作

IoTの技術によって家電の遠隔操作も可能となります。これはスマートホーム対応家電限定ですが電気のスイッチをつけたり、ルンバなどを稼働させたりといった事ができます。今後は全ての家電がネットに繋がり、家電を操作できるようになるでしょう。

人間の作業を代替してくれる

この音声認識による検索が人工知能により進んでいくとIoTなどによって家電と繋がり、声を発するだけで家事をする事ができるようになっていきます。また人工知能が学習していけば、毎朝やるような習慣化された事は何も言わずとも学習しやってくれるようになっていくでしょう。

人工知能によって家事などをやってくれる事で人間はより時間を有効に使う事ができます。また手足が不自由な障害者や高齢者の方も体に負担をかける事なく生活する事ができるようになっていくでしょう。

巨大IT企業が自己ディスラプトする

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テクノロジーは常に進化していおり、どんどん新しいソフトウェアやハードウェアが世の中に普及しています。

しかし、一度浸透したテクノロジー機器は定着し、なかなか新しいテクノロジー機器を浸透させるのが難しくなっています。そんな中で近い将来、Iphoneを普及させたAppleや検索エンジンを普及させたGoogleなどが現在のビジネスモデルをディスラプト(破壊)して、新しいテクノロジーを入れて再構築されると予想しています。

旧態のインフラ機器をディスラプトし、新しいテクノロジーを使った機器を普及させることで、新しい世界のインフラを取る事ができます。そうすることで、さらに多くの富を集める事ができます。以前Appleは自社が発売したwalkmanというテクノロジーをディスラプトして、iPhoneを発売することで巨大な富を集めることに成功しました。

ビジネスモデルは現状維持するだけでは、新しいテクノロジーを使ったビジネスモデルに浸食されてしまうので、自社が作ったビジネスモデルを破壊し、新しいものを作り上げる必要があります。

GoogleやAppleの他にも中国の巨大IT企業である百度やアリババなどの企業も自己ディスラプトをすると予想されています。

仮想通貨が普及

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現在、話題になっている仮想通貨が金融市場に普及すると予想しています。ビジネス規模は現在も上がっており、これからさらに上がっていくとされています。

また仮想通貨はブロックチェーン技術という技術に支えられており、この技術は金融市場以外にも様々な分野で活用されていくと予想されてます。

ブロックチェーン技術とは?

そもそも仮想通貨というのは何がすごいのでしょうか?

それは仮想通貨自体ではなく仮想通貨を支えるブロックチェーン技術がすごいのです。

今回はざっくりですが、ブロックチェーン技術について説明していきます。

ブロックチェーン技術のポイント

ブロックチェーン技術を理解するには2つのポイントを押さえておけば大丈夫です。今回は2つのポイントに絞って簡単にまとめますが、ブロックチェーン技術は奥が深いので、興味を持った方はぜひ調べてみましょう。

➀P2Pで取引が可能

まず最初のポイントがP2Pで取引が可能ということです。P2Pとはサーバーなどの中間者なしでユーザー同士が直接つながる事ができる仕組みです。

例えば誰かにお金を送る時にはどこかの銀行を通じて相手の銀行口座にお金を送金することになります。その場合、銀行という中間者がいなければ、相手にお金を送る事は難しいです。この仲介をしている銀行なしでも人と人が直接お金を送金できるような仕組みがP2Pです。

現在、銀行を仲介して送金を行なっているので、当然振り込み手数料を取られていますがP2Pによって直接取引することで仲介手数料を取られることはないので、より安く送金する事ができるようになります。

しかしP2Pには欠点があります。それは送金した時に横抜きされるリスクがあるということです。現在の送金は信頼できる銀行がやってくれているので横抜きのリスクはありませんが、P2Pの場合、安心して送金できる環境がありません。

➁送受信の台帳をみんなで管理

このリスクを回避するために送受信の台帳をみんなで管理する仕組みがあります。各パソコンにお金の送受金の履歴が書かれた台帳を保存し、更新することで、全員で不正を管理する事ができます。これにより不正が行われたとしても50%以上の人たちがその不正を容認しない限り、不正は見抜かれてしまいます。

仮想通貨でも銀行よりも安いですが手数料がかかります。この手数料はこのみんなで台帳を保存し、管理するために使われています。台帳に新しい履歴を記入する作業をすると送受金で支払われた手数料をもらう事ができます。これは採掘(マイニング)と呼ばれ、この仕組みによって台帳が管理されています。

この採掘による報酬が存在することによって不正を働くメリットがなくなります。なぜなら、不正をすることよりも真面目に台帳を管理する方が多く報酬をもらう事ができるからです。この報酬の仕組みによって安全性が保たれています。

ブロックチェーン技術は支え合う技術

ブロックチェーン技術をまとめると

「ユーザー同士で取引可能で、ユーザー同士が管理する仕組み」

みんなで使って、みんなで管理しようという考え方がブロックチェーン技術を支えています。

それぞれ特徴が異なる仮想通貨

 

ブロックチェーン技術が利用された仮想通貨は現在かなりの数が存在しているおり、それぞれの特徴があります。

全てを紹介するのは難しいですが、今回いくつか仮想通貨を紹介していきたいと思います。

Bitcoin

一番有名な仮想通貨がBitcoin(ビットコイン)です。現在、基軸通貨として他の仮想通貨と取引が可能な通貨となっています。ビックカメラなどビットコインでの支払いが可能な場所も増えてきており、浸透しつつあります。

しかし現在は数多く売買されているため、記録する作業が追いつかず手数料も高くなってます。

この手数料の高さを改善するのが最大の課題とされています。

 

Ethereum

ビットコインの次に有名なのがEthereum(イーサリアム)です。

イーサリアムの特徴はスマートコントラクトというシステムです。

お金の取引と一緒にプログラムした契約も一緒に実行する事ができるシステムです。契約も中間者がいないことでかなり不正がしやすくなってしまうので、ブロックチェーン技術を利用することによって、安全性を確保しやすくなります。

スマートコントラクトの具体例として自動販売機があります。自動販売機はある一定のお金を入れて、商品を選ぶと自動的に飲み物が出てくる仕組みです。これは「このボタンを押すと、この値段を支払い、この飲み物を出す」という契約を自動で行なっています。

このスマートコントラクトは今後自動運転などが発達すれば、無人タクシーなどが成り立つようになります。

 

仮想通貨のこれから

現在仮想通貨はバブルだと言われていますが、ブロックチェーン技術はインターネット並みの技術だと言われています。確かに現在は投機の人たちがたくさんいるので価格が高騰していますが、これから仮想通貨はどんどん普及していくと思います。

現在実用化はまだされていないので、実用化が進んだらより普及していくでしょう。

仮想通貨について詳しくは、こちらを参考にしてください

 

AIによって多くの仕事が創出される

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先ほど紹介したGoogle homeなどの音声認識可能な人工知能機器など最近では人工知能やAIが人間生活に影響を与え始めています。

近い将来AIは多くの仕事を奪うとされていますが、それよりも多くの仕事を創出すると予想しています。

どのような仕事が奪われるのか

新しい仕事が創出されるといっても現在仕事をしている人はどんな仕事が奪われるのか気になりますよね。今回は人工知能はAIに取って代わられるとされている仕事をいくつか紹介していきたいと思います。

会計士

人工知能は機械なので人間よりも計算が得意です。会計士などの数字を扱う仕事は人工知能によって奪われる可能性が非常に高いです。人工知能の場合、会計をまとめる時のミスも少なく早い計算ができるので、会計士よりもクオリティーの高い仕事ができてしまいます。

小売店販売員

一見販売員は人間しかできない仕事のように思うが人工知能に奪われる可能性が高い。そもそも現在ネットで買い物をする人が年々増えてきており、アマゾンなどのECサイトが普及していくとより店舗で買い物をする人が減っていきます。

また現在はペッパーくんなど喋るAIロボットも開発されているので、一部の店舗では販売員の役割も果たしてくれています。

秘書

秘書もスケジュールなどを管理する仕事なので人工知能が得意とする仕事です。Google homeなど音声認識可能な人工知能が発達していけば人工知能に様々なことを聞く事が可能となっていくので、秘書という仕事も人工知能に奪われてしまうでしょう。

人工知能は事務、計算、管理などが得意

人工知能は事務仕事や計算、管理などの単純作業が得意とされています。他の人でも代替可能な仕事は人工知能でも代替可能となっていくので、奪われる可能性が高いでしょう。

人工知能が創出する仕事

次に人工知能が発達することによって新しく創出されるであろう仕事に関していくつか紹介していきます。

人工知能エンジニア

人工知能の研究が始まるとあらゆる分野で人工知能が必要になっていきます。そうなってくると人工知能を生み出すエンジニアは増えてくるでしょう。

ロボット・アドバイザー

人工知能によるロボットが開発されるようになるとその使い方などを指導するアドバイザーが必要となっていきます。ロボットと一緒に生活する中でトラブルなどが発生した時にアドバイザーがヒアリングを通して解決方法を提示してくれます。

マインドインストラクター

人工知能やAIが仕事を代替してくれるので、人間は時間がかなり創出されます。自分の時間を自由に使う事ができるのですが、そうすると幸福や価値観といった精神的なことで悩む人が多くなると予想されます。

マインドインストラクターはそのような心の病になりそうな人たちの内面的な課題に対して解決策を一緒に考えてくれる人たちです。

マインドインストラクターの他にも人間の精神面を支えるような存在が今後は増えていくでしょう。

人工知能は世の中を豊かにしてくれる

人工知能によって仕事が奪われるから不安だという意見もありますが、人工知能は確実に世の中を良くしてくれます。人間がやると危険な仕事や苦しい仕事を人工知能が代替してくれるので、仕事で悩みを抱えるような人は激減していくでしょう。また高齢者や障害者の方々は人工知能によって過ごしやすくなるでしょう。

世の中は豊かになりますが、気をつけなければいけないのが心の問題です。人工知能が仕事をやってくれますが、自由な時間が増える分、自分が何をして生きていけばいいかわからなくなってしまう場合があります。

今のうちから自分が一生かけてもやりたいような好きなことを見つけておきましょう。

まとめ

今後テクノロジーによって世の中は劇的に変わっていくと予想されています。今までの常識が常識ではなくなり、新しい常識に塗り替えられます。最初は新しい常識を受け入れられない人たちとの衝突があるかもしれませんが適切な情報を手に入れながら、いち早く新しい常識に自分の常識を合わせておきましょう。