誰にでも出来る超具体的な「WordPressのインストール方法」

誰にでも出来る超具体的な「WordPressのインストール方法」

これから数回に分けて「WordPressの使い方」について詳しく説明していきます。

1回目は「WordPressのインストール方法」についてお話しします。WordPressを自分で用意したサーバーで運用していこうとするためには、まずはインストールしなければなりません。そのためにはデータベースを作成し、それらの情報をサーバー内に設置したWordPress本体に設定するという作業が必要になります。これら一通りの作業はなかなか面倒なことも多く、いくらインターネットで方法を検索してもわかりにくい、というご相談をいただくことも少なくありません。

そこで今回は、「WordPressのインストール方法」を完了するために大きく2つの方法に分けて誰にでも分かるように説明してみようと思います。

Contents

1.なぜWordPressが選ばれるのか

インストール方法を説明していく前に、まずはなぜWordPressが世界中で選ばれているのかを簡単に紹介しておこうと思います。

世界中にはたくさんのCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)が存在します。有名なところでいうと、Movable typeやa-blog、baser CMSなどがあります。そして、WordPressもそれらCMSの中の1つです。

そして、世界のトップ1000万のホームページの中で、37%がなにかしらのCMSを利用していると言われているのですが、その中の60%がWordPressを利用して運用されていると言われています。

なぜWordPressは選ばれるのか。理由はこのようなことが考えられます。

1-1.バージョンアップが頻繁にあり、機能の拡張が頻繁にある

日本だけでなく、世界中でWordPressコミュニティが活発に活動しています。毎週末、どこかで必ず勉強会などの催しが開催されているでしょう。そして、WordPressの開発には一般ユーザーも多く参加しています。そういった背景からも考えられるように、ユーザー数が豊富で開発にも多く参加しているので、すべての仕様が頻繁に見直され修正され、常にアップデートされています。ここ数年のアップデート歴を見直してみても、ユーザー数やシェア数の拡大と比例してアップデート頻度も上がっているように感じます。

1-2.無料公式ディレクトリに登録されているテーマが豊富

WordPress公式ホームページ内にはたくさんのコンテンツがあります。その中でも大きな割合を占めているのがテーマとプラグインの無料配布ページといっても過言ではありません。

テーマとは
WordPressのテーマシステムとはブログの「着せ替え」をするということです。ですが、ただの「着せ替え」以上のものを持っています。着せ替えというと、ただデザインが変わるというだけになってしまいます。WordPressのテーマは見た目の調整だけでなく、表示する内容も操ることが出来るのです。

参照:テーマとは何か

こちらでは、WordPressがしっかりとプログラムの中身を精査して公認のお墨付きが付いているテーマを無料でダウンロードすることができます。また、これらを元にカスタマイズを進めオリジナルのテーマを作成することも可能です。

参照:https://wordpress.org/themes/

見ていただくとわかるように、とても多くの様々なデザインのテーマが無料で使えるというのもWordPressを選択する理由の一つになるでしょう。

1-3.膨大な無料プラグイン

先ほども少し触れましたが、WordPressで利用できる無料プラグインの多彩さには他のCMSコミュニティには太刀打ちできないかもしれません。

参照:https://wordpress.org/plugins/

こちらで配布されているプラグインはすべて無料です。そして、種類の豊富さは圧巻です。特別プログラムが書けなくても、最適なプラグインを導入するだけで自分のWordPressをカスタマイズしていくことが可能になります。

2.WordPressをインストールする方法には大きく分けて2通りある

WordPressについての簡単な説明を終えたところで、本題のインストールについての説明を進めていきます。

WordPressを自分で用意したサーバーにインストールするためには大きく分けて2つの方法があります。それは、

  • レンタルサーバーで用意されている「簡単インストール」サービスを利用する
  • WordPress公式ホームページからWordPress本体をダウンロードし、自らサーバーにアップロードし設定する

となります。

前者のサービスを持っているレンタルサーバー会社と契約している場合は、そちらを利用する方が大幅に手間が省けます。(このようなサービスを展開している有名なレンタルサーバー会社さんは後述します)
しかし「学習のためにも自分の手でインストール作業を経験してみたい」という方には後者へのチャレンジをお勧めします。

3.レンタルサーバーの簡単インストール機能を利用してインストールしてみる(heteml編)

では、まずレンタルサーバーの「簡単インストール」というサービスを利用してWordPressをインストールしてみましょう。今回は例としてhetemlを利用して説明を進めていきます。他のレンタルサーバー会社さんとは当然管理画面のデザインも操作方法も違います。しかしどれくらい簡単にできるのかという点においてはさほど変わらないと思いますので、その点を参考にしてください。

参照:ヘテムル
参照:簡単インストール

(hetemlとの契約は完了している前提で作業を進めます)

3-1.heteml管理画面にアクセスします

まずはhetemlの管理画面にアクセスします。すると、このような画面が表示されます。

kantan-install-09

右のサイドバー内に【ウェブ関連】という項目がありますので、その最上部にある【簡単インストール】をクリックして進みましょう。

3-2.簡単インストールの中からWordPressを選ぶ

進むとhetemlで簡単インストールすることが可能なプログラムの一覧が表示されます。

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こちらも最上部にWordPress 4.2.1(記事執筆時)がインストールできますとなっているのがわかりますね。それでは、【インストール画面へ進む】をクリックして作業を進めていきましょう。

3-3.インストールに必要な詳しい情報を入力する

次に、簡単インストールでWordPressをインストールするために必要な情報を入力していきます。簡単に入力項目の内容を説明します。

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インストール先URL
WordPressをインストールするアドレスを入力します。こちらはWordPress本体を置いておくアドレスですのでホームページを表示するアドレスとは別物です。しかし、それぞれを別々のアドレスにするには詳しい知識が必要になりますので、ここでは「WordPressを置くアドレス=これからWordPressで作るホームページのアドレス」ということで進めます。また、サーバー内にフォルダなどが新規作成されていないアドレスを入力しても確認アラートは出ますが、自動で作成して作業を進めることも可能です。
データベース
データベースを自動作成するか、すでに作ってあるデータベースを利用するかを選択できます。データベース名などを自分で決めたいという方は後者を選びます(それ以前にデータベースをご自分で作成・設定しておかなければなりません)。今回は「自動作成」を選びます。
サイトのタイトル
これから作るホームページのタイトルを入力します。後ほど変更は可能です。
ユーザー名
WordPressの管理画面にログインするために必ず必要になるものです。忘れにくく推測されにくいものを入力してください。
パスワード
こちらもユーザー名同様、WordPress管理画面にログインするために必ず必要になるものです。他人に推測されにくいものにしましょう
パスワードを再入力
上で入力したパスワードを間違えることなく再度入力します。
メールアドレス
これから作るWordPressに関するお知らせなどが届くメールアドレスになります。必ず確認できるメールアドレスを入力しておきましょう。
プライパシー
「検索エンジンによるサイトのインデックスを許可する」とありますが、簡単にいうと「Googleを始めとする検索エンジンに表示されたいかどうか」ということです。Googleなどで検索された際に検索結果に表示させたくな場合はチェックを外す、検索結果に表示されるようにしたいという場合にはチェックをつけるようにします。これから作るWordPressを利用したホームページをどのように運用していくかによって変わっています。

今回はこのように入力してみました。

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サンプルで実際にWordPressを立ち上げてみますので、上の入力サンプルではインストール先URLがドメイン.ccom/buildupというような形になっています。これは、【ドメイン.com】の中に【buildup】というフォルダを作り、その中にWordPressをインストールすることになります。また、それによって出来上がるホームページのアドレスは、ドメイン.com/buildup となります。

入力に不備がないか今一度確認して【インストール】ボタンを押します。

3-4.インストール先URLで存在しないフォルダを指定しても自動で作成してくれる

先ほどインストール先URLの指定の部分で、【buildup】というフォルダを指定しましたが、実はまだサーバー内には存在しない(作成していない)フォルダになります。そういったまだ作っていないフォルダを指定しても、下のようにアラートを出して確認後、作成してくれます。

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これはとても便利な機能ですね。いちいちサーバー内にアクセスしてフォルダを作りに戻らなくても済みます。助かりますね。

3-5.最終確認をしてインストール開始

新しくフォルダも自動で作ってもらい、いよいよこのアラートが出てきたらインストール開始です。

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【OK】を押して、少々待ちます。環境によっても待ち時間は変わりますが、当方が行った際には数十秒で完了しました。

3-6.インストール完了

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こちらの画面が表示されればインストールは完了です。お疲れさまでした。

早速、表示されている管理画面アドレスをクリックしてアクセスしてみましょう!(http://*******.***/buildup/wp-logiin.phpという部分)

3-7.WordPress管理画面へのログイン

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上のような画面が表示されるので、先ほど詳細情報で入力したユーザー名とパスワードを入力してログインしてみましょう。

3-8.管理画面が表示されれば完了です!

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このように管理画面の中に入れれば問題ありません。インストール完了です。

「簡単インストール」と呼ばれるだけあって本当に簡単でしたね!これくらいの作業であれば、WordPressに詳しくなくても少しの手間でご自身で自分の契約サーバーにWordPressを導入してホームページ運用を開始する事が可能です。ぜひ、簡単インストールなどのサービスを利用してホームページを立ち上げてみましょう。

4.手動でサーバーにインストールする方法

では、続きまして「自力でサーバーにWordPressをインストールする方法」をご紹介します。先ほどの「簡単インストール」に比べるとどうしても手間がかかりますし、面倒に感じる部分もあるのですが、セキュリティなどの対策を講じたい場合や、その後WordPress自体をカスタマイズしていく学習も進めたいという方はこちらの方法に挑戦してみても良いかもしれません。

では、始めましょう。

4-1.WordPress本体をダウンロードする

まずはWordPress.org 日本語サイトにアクセスして最新版のWordPressをダウンロードしてきます。

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右下にダウンロードボタンがあります。こちらをクリックすることによってその時点での最新リリース版のWordPressをダウンロードすることができます。ダンロードデータはzip圧縮されていますので解凍しておきましょう。

「Zip圧縮 解凍」で検索

4-2.データベースを新しく作成する

今回は新しいホームページをWordPressで開設するということを想定しているので、新しいデータベースを作成します。今回もhetemlを例に説明していきます。

参照:ヘテムル

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上は先ほどと同じように、hetemlの管理画面にログインした画面です。右サイドバーの【ウェブ関連】の上から2つ目にデータベースという項目があります。こちらをクリックしてデータベースを作成していきましょう。

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上のようなデータベース作成に関する注意事項や説明が表示されますので、一読した後に【データベース作成画面】に進みましょう。

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このような入力フォームページが表示されますので、必要な項目を入力していきます。入力項目の説明を記載しておきます。

データベース名
データベースの名前になります。好きな文言を入力してください。
接続パスワード
データベースに接続する際に必要になるパスワードです。忘れにくく推測されにくいものを入力してください。
メモ
単なるメモです。データベース設定には直接関係ありません。

必要な項目を入力したら【データベースを作成する】ボタンを押しましょう。

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これでデータベースの作成は完了です。【戻る】ボタンを押して作成されたデータベースの情報を確認しておきましょう。

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この「mysql***.heteml.jp」という部分はメモしておきましょう。後ほどの設定で必要になります。

4-3.FTPソフトでサーバーにアクセスしてWordPress本体をアップロードする

データベースは無事に作成完了しました。次はサーバーにWordPress本体をアップロードしてインストールを進めます。

その前にサーバーにアクセスする手段を紹介します。基本的にはFTPソフトというものを利用することが多いです。WindowsだとFFFTP、MacだとCyberduckが有名どころかもしれませんね。詳しくは参照記事をご覧ください。

参照:初心者でも使える!フリーのFTPクライアントソフト10選

hetemlではhetemlFTPというサービスもあります。こちらは特別なアプリケーションやソフトを使わずにブラウザ(インターネットを閲覧するソフト)だけでファイルの操作ができます。こういったサービスを持っているレンタルサーバーも多くあると思いますので調べてみても良いかもしれませんね。

FTPソフトでサーバーにアクセスします。そして、WordPressをインストールするフォルダを開きます。今回の例では、ドメインの下に【buildup】というフォルダを作成し、そこにWordPressをアップロードします。そうすることによって最終的には、ドメイン.com/buildupというアドレスでアクセスが可能なホームページを作成することができます。(簡単インストールと同じアドレスになりますので、構造等は上を参考にしてください)

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後ろのウィンドウがFTPソフトで、手前が先ほどダウンロードしてきたWordPress本体のファイルを解凍したフォルダの中です。解凍したすべてのファイルをサーバー内の任意のフォルダにアップロードします。

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アップロード後、両方のフォルダの内容が同じになっていることが確認できるかと思います。これでサーバーにWordPressを設置することができました。

4-4.WordPressをインストールする

サーバー上にWordPressを設置することはできました。ここからは、設置したWordPressをデータベースなどと紐付けていくためにインストール作業を行います。

まず、ブラウザ(インターネットを閲覧するソフト)でホームページにアクセスします。すると、このような画面が表示されます。

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インストールに必要な項目が書いてあるので確認しておきましょう。

データベース名
データベースを作成した際に入力した名前です。例ではbuildup_sampleになっていますが、hetemlでは自動的に先頭に「_」が入るので、実際に入力する際には_buildup_sampleとなります。
データベースのユーザー名
hetemlではデータベース名と同じになります。サーバーによっては違う場合がありますので必ず確認しておきましょう。
データベースのパスワード
データベースを作成した際に入力したパスワードです。
データベースホスト
mysql***.heteml.jpという部分がこれに該当します。
データベースの接頭辞
特に気にする必要はありません。

では【さあ、始めましょう!】をクリックして始めましょう!

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早速、先ほど説明した内容を入力する画面になります。今回のサンプルだと入力内容はこのようになります。

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【テーブル接頭辞】は通常の方法で利用する場合、特に気にする必要はありません。ですので、最初に入力されている「wp_」のままにしておきます。

必要な内容を入力できたら【送信】ボタンを押しましょう。

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入力内容に不備がなければ、このような表示になります。【インストール実行】を押してインストールを開始しましょう。

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インストールが無事に完了すると、サイトに必要あ情報を入力する画面となります。入力内容に関しては上の『インストールに必要な詳しい情報を入力する』でも説明していますので、ご不明な点は参照ください。

それでは必要な項目を入力し、【WordPressをインストール】ボタンを押してインストールを開始しましょう。

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この画面になればインストールは完了です。それほど時間はかからないと思います。どうでしたか?想像よりも難しかったですか?簡単でしたか?

4-5.管理画面にログインしてみる

先ほどの画面の左下に【ログイン】というボタンがあります。そちらからログイン画面にアクセスしてみましょう。するとこのような画面になります。

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さぁ、これでWordPressを手動でインストールを完了しました。この管理画面からWordPressをコントロールしていきます。(その方法が続編にてご紹介していきます)お疲れ様でした!

5.おまけ:簡単インストール機能が使えるレンタルサーバー例

5-1.XSERVER

xserver
比較的有名なXSERVER。容量も十分ですし、マルチドメイン無制限なので複数サイトを運用する際には心強いですね。「自動インストール」という名前でWordPressをはじめとするCMSを簡単にインストールできるサービスがあります。

参照:XSERVER

5-2.wpX

wpx
先ほど紹介したXSERVERの傘下になりますが、WordPress専用のレンタルサーバーになります。こちらにも簡単にインストールできるサービスが用意されているので、初めての方でも迷うことがすくないかもしれませんね。

参照:wpX

5-3.ロリポップ・ヘテムル・お名前.com

lolipop
サンプルで紹介しましたヘテムルですが、同じGMO傘下のロリポップ、お名前.comでも同じように簡単インストールのサービスを利用することができます。

参照:lolipop

heteml

参照:ヘテムル

onamae

参照:お名前.com

まとめ

長くなりましたがWordPressのインストール方法をご紹介してきました。インストール部分に関しましてはこれ以上になく丁寧に説明や手順を省くことなく掲載してみました。皆さんの参考になれば幸いです。

個人事業主の方々や中小企業のWeb担当の方々の中には、ホームページ運用を専門としてこられていない方々も多くみえると思います。そして、昨今の経済状況からも専門家を置く予算もなかなか割けないという現状が日本各地でみられます。そういった状況ではなるべくインハウス(社内)で解決していくしかない状況が多く発生します。

そういったとき、特に今回で言えばWordPressをインストールするという場合に参考にしていただけるようなコンテンツをご用意しました。今後も管理画面からの基本操作などの解説記事を用意していく予定です。是非ともご参照いただければ幸いです。