WEBライティング

【Webライター200人実態調査】報酬額や勉強方法、仕事の獲得方法について

あなたは、Webライターがいくら稼げているのか、どのようにスキルを高めているのか、どのように仕事を獲得しているのか、興味はありませんか?

この記事では、Webライター200人の方にアンケート調査を実施した結果をご紹介しています。

  • Webライターを目指している人
  • 現在Webライターとして働いている人
  • Webライターと一緒に仕事している人
  • クラウドソーシングで記事を発注している人

にとっては、興味深い結果となっていますので、ぜひご覧ください。

質問内容と調査方法、調査期間について

今回、質問した内容は以下の10の内容です。

  1. 年齢を教えてください
  2. 性別を教えてください
  3. あなたは専業のWebライターですか? それとも他にも職業や収入をお持ちの兼業ですか?
  4. Webライターとしての活動を始めてどれくらいですか?
  5. Webライターとして毎月どのくらいの報酬を稼げていますか?
  6. あなたは今のWebライターとしての報酬に満足していますか?
  7. Webライターを志したきっかけを教えてください
  8. Webライターとしてのスキルを伸ばすために、どのような学習をしていますか?(複数選択可)
    →(「関連書籍を読んでいる」と回答した人対象です)なんという書籍が参考になりましたか? 書籍名を以下に記載してください
  9. 仕事はどのように獲得していますか?(複数選択可)
  10. Webライターをやっていて良かったと思える時はどんな時ですか?(複数選択可)

調査方法は、ランサーズのタスク形式でアンケートを実施しました。

以下がその募集ページです。

ランサーズは多くのWebライターが登録していますので、ある程度精度の高い調査結果になっているはずです。

調査期間は以下の通りです。

2019年5月7日〜5月8日

では、さっそくWebライターの実態について結果をご紹介していきたいと思います。

Webライターの4分の1が「40歳以上50歳未満」

まず一つ目の質問ですが、「年齢を教えてください」と聞いてみたところ、以下のような結果となりました。

Webライターの年齢割合

「40歳以上50歳未満」と回答した人がもっとも多く、51人と全体の4分の1を占める結果に

さらに、「30歳以上35歳未満」が44人、「35歳以上40歳未満」が33人ですから、30歳以上50歳未満の人で128人と約3分の2ということになります。

一方で、「20歳以上25歳未満」が16人、「25歳以上30歳未満」が19人ですから、20代の人は35人となり、全体の17%という割合です。

これをどう捉えるかは見る人次第ですが、20代の若いWebライターの存在は貴重だということが言えるのではないでしょうか。

性別はちょうど男女半々

続いて、「性別を教えてください」と質問してみたところ、以下のように男女ともに、ほぼ同数という結果になりました。

Webライターの性別割合

この結果から、Webライターは性別を選ばない職業と言えるのかもしれません。

専業ライターは8人に1人の貴重な存在?

続いて、「あなたは専業のWebライターですか? それとも他にも職業や収入をお持ちの兼業ですか?」と質問してみたところ、なんと「専業」と回答したのは26人、と全体の8分の1のみです。

Webライターの専業・兼業の割合

Webライター1本で食べていくというのは難しいのでしょうか。

それとも、副業として始めやすい職業なだけに兼業が多いのでしょうか。

あなたは、この結果をどのように考えますか?

Webライター歴「1年未満」が圧倒的多数!

続いては、「Webライターとしての活動を始めてどれくらいですか?」という質問です。

以下の結果のとおり、「1年未満(85人)」と回答した人が全体の43%をも占める結果になりました。

Webライター歴のグラフ

その次に多いのは「1年以上2年未満(41人)」「2年以上3年未満(25人)」「3年以上5年未満(25人)」「5年以上(24人)」という順になり、Webライター歴が長い人ほど少なくなっていく傾向です。

この結果からは、Webライターとしての歴が長くスキルが高い人ほど、依頼主と直接契約をして仕事を請けているということが、一つ考えられます。

クラウドソーシングは初心者でも仕事をもらえやすい環境ですが、安い報酬が度々問題になるように、経験を積んだWebライターは稼ぎを上げるために別の方法で仕事を獲得するのではないでしょうか。

Webライターとして稼いでいる報酬に満足している人はわずか

続いて、「あなたは今のWebライターとしての報酬に満足していますか?」と質問してみました。

結果は、以下の通りで「満足している」と回答したのは33人と全体の16%のみです。

Webライターとしての報酬に満足している人の割合

多くの人がWebライターとしての稼ぎに満足できていないということが伺えます。

では、具体的な報酬額はいくらなのか、次の質問で聞いてみましたのでご覧ください。

Webライターとしての稼ぎは「1万円未満」と回答した人が62%

「Webライターとして毎月どのくらいの報酬を稼げていますか?」と質問してみたところ、「1万円未満(125人)」と回答した人が全体の62%。

さらに、「1万円以上5万円未満(63人)」と回答した人が32%ですので、5万円未満の報酬の人だけで95%を占めてしまうという厳しい結果になりました。

Webライターが稼いでいる報酬額

上の質問では、Webライターとしての報酬額に満足していない人が全体の84%という結果をご紹介しましたが、それを表すような結果です。

ちなみに、「20万円以上」という選択肢も含めていましたが、ご覧のとおり一人もいませんでした。

「10万円以上20万円未満」と回答したツワモノ?はどんな人?

では、上記の質問で「10万円以上20万円未満」と回答した6人はどのような人でしょうか。他の質問への回答内容から人物像を探ってみましょう。

年齢 性別 専業 / 兼業 活動歴 学習方法 仕事獲得法
30歳以上35歳未満 女性 兼業 5年以上 ・ネット上の記事で学んでいる
・自分でサイトやブログを運営しながら学んでいる
・クラウドソーシング
・知人や友人の紹介
30歳以上35歳未満 男性 専業 5年以上 ・ネット上の記事で学んでいる ・クラウドソーシング
35歳以上40歳未満 男性 兼業 5年以上 ・ネット上の記事で学んでいる ・クラウドソーシング
20歳以上25歳未満 男性 兼業 1年未満 ・ネット上の記事で学んでいる ・クラウドソーシング
・「ライター募集」「ライター求人」などで検索する
25歳以上30歳未満 女性 兼業 2年以上あ3年未満 ・ネット上の記事で学んでいる
・自分でサイトやブログを運営しながら学んでいる
・クラウドソーシング
・企業(編集部)に直接問い合わせ
・知人や友人の紹介
35歳以上40歳未満 女性 専業 3年以上5年未満 ・ネット上の記事で学んでいる ・クラウドソーシング
・知人や友人の紹介

上記表のようにこれといって強い傾向はみられませんでした。

ただ、強いていうならばこのアンケートに答えていただいた方の年齢層は20代の若い方は少なく、「40歳以上50歳未満」が最多ではありましたが、むしろ若い人が目立ちます

Webライターを志した理由として「自分でもできそうだと思った」をあげた人が最多

続いて、「Webライターを志したきっかけを教えてください」と質問してみました。

以下の結果のとおり、「自分でもできそうだと思った(73人)」と回答した人が37%、「文章を書くのが好き(68人)」と回答した人が34%、「経験を活かして(27人)」と回答した人が13%という結果になりました。

Webライターを志した理由

Webライターはパソコン一つあれば誰でも”名乗ることは”できる職業ですので、未経験でも参入はしやすいでしょう。

しかし、先の調査にも現れているように、満足できる報酬額を稼げているWebライターはかなり少数です。

クライアントを満足させられるようなスキルと、報酬の交渉力を身につけなければ、Webライターとしての活動を始めてみたものの稼げない状況のままです。

では、多くのWebライターはどのようにスキルを高めているのでしょうか。次の質問で聞いてみました。

Webライターの多くが「ネット上の記事」で学んでいる

「Webライターとしてのスキルを伸ばすために、どのような学習をしていますか?(複数選択可)」と質問してみたところ、「ネット上の記事で学んでいる(118人)」と回答した人がもっとも多く59%の人が回答しました。

Webライターの学習方法

その他には、「自分でサイトやブログを運営しながら学んでいる(27人)」が14%、「関連書籍を読んでいる(17人)」が8%、「セミナーや講座に参加している(オンライン含む)(7人)」が4%という結果です。

Webライターに人気の書籍ランキング

ちなみに、「関連書籍を読んでいる」と回答した人には、「なんという書籍が参考になりましたか?」と質問してみたところ、以下のような書籍名が挙がっています

Webライティングスキルを高めるための書籍をお探しの方は参考にしてみてはいかがでしょうか。

Webライターの大半が「クラウドソーシング」経由の仕事獲得に頼っている

続いて、「仕事はどのように獲得していますか?(複数選択可)」と質問してみたところ以下のような結果になりました。

 

Webライターの仕事獲得方法

クラウドソーシングでアンケートをとったというのもありますが、96%にあたる人が「クラウドソーシング(192人)」で仕事を獲得していると回答しました。

他は、「ネット検索(23人)」の12%、「知人や友人の紹介(14人)」の7%と続きます。

クラウドソーシングというツールが、いかに多くのWebライターに仕事の機会を提供しているかがわかる結果となりました。

Webライターがやりがいを感じるのは「報酬を稼げるようになった時」が最多

最後の質問は、「Webライターをやっていて良かったと思える時はどんな時ですか?(複数選択可)」です。

Webライターは、どのような時にやりがいを感じるのでしょうか。結果は以下の通りです。

Webライターがやりがいを感じるタイミング

「報酬を稼げるようになった時」と回答したのが67%にあたる135人で最多でした。

しかし、独立して報酬を稼げた瞬間というのは誰にとっても嬉しいタイミングですので、Webライター特有のやりがいとは言えないでしょう。

Webライター特有のやりがいでは、「知識量が増えること(107人)」54%、「納品した記事が多くの人に読まれること(47人)」24%となっています

Webライターは自分が知らないジャンルの記事も取材等を行い、記事を書かなければなりませんが、これが知識量が増えることにつながります。

「自分の知識を増やしたい」と考えている人にとっては、Webライターは天職なのかもしれません。

終わりに

Webライターの実態について、ランサーズのアンケート機能を使い調査してみました。

あなたはこの結果をどのように捉えましたか?

よろしければSNS等で、あなたの考えとともに投稿して広めていただければ幸いです。

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