「インターネットFAXって普通のFAX機器と同じように使える?」
「インターネットFAXにデメリットはないの?」
「法人利用におすすめのインターネットFAXサービスは?」
あなたは、このような疑問をお持ちではないでしょうか?
インターネットFAXはテレワーク導入により改めて利便性が見直されているサービスですが、仕組みや料金体系・デメリットなどよくわからないと考える人も多いでしょう。
このページでは、インターネットFAXの仕組みからメリット・デメリット、法人利用でも安心なインターネットFAXを3つに厳選してご紹介しています。
インターネットFAXとは?
インターネットFAXはパソコンやスマホ、タブレットでFAXを送受信できるサービスのことです。従来のFAXは、電話回線を使用してファックス機器で送受信していたのに対して、インターネットFAXではネットに繋がる端末であれば送受信できるためファックス機器の必要はありません。
そのため、送受信する場所を問いませんし、ペーパーレスですので環境にもいいですしインク代や紙代といったコストも削減できます。
【法人向け】インターネットFAX厳選3社を徹底比較!
法人におすすめしたいインターネットFAXは、「eFAX」「MOVFAX」「メッセージプラス」の3社です。
3社の詳細なご説明の前に、以下に送受信数別にシミュレーションをした比較表をご用意しましたのでご参考ください。(価格は税別です)
サービス名 | eFAX | MOVFAX | メッセージプラス |
---|---|---|---|
送受信ともに100ページ/月 | 合計費用;1,500円 月額費用;1,500円 送信費用;0円 受信費用;0円 |
合計費用;3,980円 月額費用;3,980円 送信費用;0円 受信費用;0円 |
合計費用;2,450円 月額費用;950円 送信費用;1,500円 受信費用;0円 |
送受信ともに300ページ/月 | 合計費用;4,500円 月額費用;1,500円 送信費用;1,500円 受信費用;1,500円 |
合計費用;3,980円 月額費用;3,980円 送信費用;0円 受信費用;0円 |
合計費用;5,450円 月額費用;950円 送信費用;4,500円 受信費用;0円 |
送受信ともに500ページ/月 | 合計費用;8,500円 月額費用;1,500円 送信費用;3,500円 受信費用;3,500円 |
合計費用;3,980円 月額費用;3,980円 送信費用;0円 受信費用;0円 |
合計費用;8,450円 月額費用;950円 送信費用;7,500円 受信費用;0円 |
送受信ともに1000ページ/月 | 合計費用;18,500円 月額費用;1,500円 送信費用;8,500円 受信費用;8,500円 |
合計費用;3,980円 月額費用;3,980円 送信費用;0円 受信費用;0円 |
合計費用;15,950円 月額費用;950円 送信費用;15,000円 受信費用;0円 |
送受信ともに3000ページ/月 | 合計費用;58,500円 月額費用;1,500円 送信費用;28,500円 受信費用;28,500円 |
合計費用;35,980円 月額費用;3,980円 送信費用;16,000円 受信費用;16,000円 |
合計費用;45,950円 月額費用;950円 送信費用;45,000円 受信費用;0円 |
各シーンごとに、もっともお得なサービスを赤字にしてみました。
こうしてみると、送受信ともに100ページ以内であれば、「eFAX」がもっともお得。
送受信300ページを超えてからは、「MOVFAX」一択ということになります。(詳細には、272ページを超えてからがMOVFAXがお得)
では、「メッセージプラス」はどうかというと、上記シミュレーションは送受信ともに均等に利用するケースを想定していますが、「送信はあまりしない。受信がメイン」ということでしたら、月額950円+送信ページ数×15円ですので、多くの場合「メッセージプラス」がもっともお得になります。
eFax
会社名 | j2 Global, Inc. (アメリカ) |
---|---|
無料トライアル | 30日間 |
初期費用 | 0円 |
月額費用 | 1,500円(税別) |
送信費用 | 1ページ10円(150ページまでは無料) |
受信費用 | 1ページ10円(150ページまでは無料) |
支払い方法 | クレジットカード 銀行振込 口座振替 |
市外局番 | 全国57の都道府県から選択可能 |
eFAXはご紹介する3つのインターネットFAXの中でももっともスタンダードなインターネットFAXサービスです。
その特徴を5つご紹介します。
- 専用スマートフォンアプリがあるから、スマホでサクサク送受信可能
- 全国57の都道府県から市外局番を選択できるため、事業所のエリアを選ばない
- 初期費用0円、毎月1,500円の月額料金で送受信それぞれ150件までは無料(1日3通であれば、月額費用のみ)
- 送受信それぞれ5つのメールアドレスを設定可能(もちろん社内共有メールも可能)
- 複数の宛先にFAX送信可能
このように、eFAXは大変便利かつリーズナブルなインターネットファックスです。
先のシミュレーションの通り、毎月100ページ以内の送受信件数でしたら、「eFAX」がもっともお得です。
30日間の無料トライアルが可能ですから、まずは登録して使い勝手を確認してみることをおすすめします。
MOVFAX[モバックス]
会社名 | 日本テレネット株式会社 |
---|---|
無料トライアル | なし |
初期費用 | 1,000円(税別) |
月額費用 | 3,980円(税別) ※法人向けプラン ※初月は無料 |
送信費用 | 1ページ8円(1,000ページまでは無料) |
受信費用 | 1ページ8円(1,000ページまでは無料) |
支払い方法 | クレジットカード |
市外局番 | 東京03、大阪06、神奈川045 |
MOVFAXは中規模以上の法人を利用対象としたインターネットFAXです。
MOVFAXの特徴を5つご紹介します。
- 26年の提供実績を誇る国産サービス
- データの漏洩等を防ぐセキュアな通信環境
- 毎月1,000ページの送受信までは月額料金内
- 受信したFAXを印刷せずにパソコンで画像編集可能(テキスト追加や社版等の図形挿入など)
- 用途別フォルダ管理&受信したFAXの自動振り分け
MOVFAXは、中規模以上の法人利用の場合に便利な機能が満載です。
先のシミュレーションの通り、毎月272ページを超える送受信件数でしたら、「MOVFAX」がもっともお得です。
国産の安全なインターネットFAXサービスをお探しでしたら、MOVFAXがおすすめです。
メッセージプラス
会社名 | 株式会社アクセルコミュニケーションズ |
---|---|
無料トライアル | なし |
初期費用 | 1,000円(税別) ※年払いの場合割引あり |
月額費用 | 950円(税別) ※年払いの場合割引あり |
送信費用 | 1ページ15円 ※メッセージプラス同士は無料 |
受信費用 | 0円 |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替 |
市外局番 | 全国共通050のみ |
メッセージプラスは受信に関しては無料、メッセージプラス同士の送信は無料で、国産のインターネットFAXです。
メッセージプラスの特徴を5つご紹介します。
- 受信費用は無料、メッセージプラス同士も無料
- 国産サービスでセキュアな通信環境なため、法人利用でも安心
- 専用スマホアプリがあるため、スマホでサクサク送受信が可能
- 届いたFAXデータにスマホやパソコン画面上で手書き編集が可能
- FAX番号で受信した留守番電話のメッセージをデータ化、スマホやパソコンで履歴確認が可能
メッセージプラスは、市外局番は050のみ。ですので、そこにこだわりがなければ選択肢に含めていただきたいサービスです。
送信することはあまりないけど、受信専用にFAX番号を持っておきたいという個人含め小規模の法人におすすめです。
インターネットFAXのメリット3つ
上記ですでにインターネットFAXのメリットにお気づきかもしれませんが、ここでは具体的なシーンを含めて深掘りしてみたいと思います。
ファックス機器の必要がない
まず、ファックス機器は必要ありませんので、大きな節約ができます。ファックス機器は購入するとなるとビジネスシーンに適したもので100万円以上します。
リースの場合でも、毎月5千円〜3万円ほどが相場です。これが必要なくなるのですから、かなり大きな経費削減につながりますね。
また、スペースに空きができるというメリットもあります。
インク代や紙代を削減できる
ファックス機器がいらなくなれば、ペーパーレスになります。そうなれば、インク代や紙代もかかりません。
インクや紙を補充するという作業も当然必要なくなりますので、無駄な仕事も減ります。
ネットが接続できればどこでも送受信できる
インターネットファックスはネット接続できる端末(PC、スマホ、タブレット)があれば場所を選びません。例えば、移動中やカフェ、出張先でも送受信することができます。
2021年2月現在では感染症の流行により、在宅勤務をしている方も多いはず。そこでインターネットFAXの導入を検討している方も多いのではないでしょうか。
従来のFAXの場合、FAXが届くまで外出できなかったり、外出中に確認したいときにいちいち事務所に電話で確認するという手間がありましたが、これが必要なくなるのです。
インターネットFAXのデメリット
では、インターネットFAXにデメリットはというと、いま現在FAX専用番号を持っている場合には、引き継ぐことができませんので、番号を変える必要があります。
しかし、インターネットFAXサービスの中には「新しいFAX番号の一斉変更通知」を提供しているものがありますので、これを利用すれば大きな問題はないはずです。ただ、名刺等のFAX番号は新しい番号に書き換える必要がありますね。
【法人向け】インターネットFAXの選び方
では、法人利用の場合には、どのようにインターネットファックスサービスを選定したらいいでしょうか。法人利用におけるサービス選定のポイントは以下の3点です。
充実した市外局番から選択することができる
法人の場合には、市外局番を選択できることは重要です。東京であれば03から始まる番号を、大阪であれば06から始まる番号を持っていると信用もありますね。
最近ではFAXを利用する会社も減ってきましたが、事業所の所在する都道府県に合わせて市外局番を選べると、相手に与える印象の面でも安心です。
大量に送受信した場合でも低コストである
インターネットFAXを導入する目的の一つがコストを下げること(低コストでFAXを導入すること)のはずです。よって、毎月大量にファックスを送受信した場合でも、ファックス機器(複合機)を導入している場合と比較して、十分にコストダウンできることは重要です。
このページでは、おすすめする3つのサービスごとに、送受信数別に料金シミュレーションをご紹介していますので参考にしてみてください。
スマートフォンやタブレットでの送受信に対応している
スマートフォンやタブレットで送受信できるサービスを選びましょう。インターネットに繋がっていればどこでも送受信できるとはいえ、やはり外ではパソコンではなく、スマホやタブレットで確認する機会の方が多くなるのではないでしょうか。
このページでご紹介している、インターネットFAXサービスはどれもスマホ・タブレットでの送受信に対応していますのでご安心ください。
インターネットFAXに関してよくある質問と回答
以降で本記事のおさらいも含めて、インターネットFAXに関するよくある質問と回答をまとめます。
Q.送信者側はなにか対応方法など変わりますか?
A.従来のFAX機で送信する方法と何も変わりません。
しかし各社ともに、FAX番号は変更になってしまいますので、インターネットFAX用の番号を知らせる必要があります。
Q.どうやってFAXを受信したことがわかりますか?
A.登録したメールアドレス宛に、FAX受信を知らせるメールが届き、FAX文書がPDF化されたものが添付されています。
パソコンでの閲覧はもちろんですが、PDFを閲覧できる端末であれば、スマホでも閲覧できます。
Q.番号そのままでインターネットFAXを利用する方法はないですか?
A.現状ではありません。
ご理解いただける取引先にはインターネットFAX専用番号への送信をお願いし、これまでのFAX番号と使い分けるのも一つの利用方法です。
Q.テレワークにインターネットFAXは使えますか?
テレワークによりインターネットFAXを導入する企業は増えています。
A.自宅でFAXの送受信ができるためテレワークを導入する企業に人気です。それに加えて、インクや紙、FAX機器リース代を削減できるためニーズが増えています。
まとめ
法人利用を想定したインターネットFAXサービスの選び方をご紹介してきました。そして、3つのインターネットファックスをご紹介してきました。
ここで、改めてそれぞれのサービスごとにどんな法人におすすめかを振り返ってみましょう。