SEO対策を実践するには、ツールを活用すると便利です。しかしSEOツールは種類が多く、導入しすぎるとかえって業務の効率を落としかねません。
そこで今回は、専門家も使うおすすめのSEOツールを28種紹介します。無料で使えるツールもあるので、目的や予算にあわせて最適なものを選ぶようにしてください。
SEOツールは目的に応じて選択しよう
SEO対策と一口に言っても、業務の範囲はとても広いことが特徴です。SEOツールについても、広範囲に対応したツールもあれば、たとえば検索順位のチェックのみに特化したツールなど、多くの種類があります。
ツールを選ぶときには、まず自社の課題を明確にして必要な機能を洗い出し、目的にあったものを選択することがポイントです。業務の広い範囲をカバーするツールは便利かもしれませんが、高額になりがちなうえ多機能すぎて、せっかく導入しても使いこなせない可能性があります。
本記事では、以下の7つの目的別に、「無料」「有料」のSEOツールを紹介していきます。
- SEO対策を広範囲に対応したツール
- キーワード調査に対応したツール
- コンテンツ制作補助に対応したツール
- 検索順位のチェックに対応したツール
- 競合サイトの調査に対応したツール
- コピペチェックに対応したツール
- リライトに対応したツール
それぞれの機能をチェックし、自社の目的や予算に応じて、ツールを選択するようにしてください。
導入必須の無料SEOツール4選
まずは、SEOを実施するなら必ず導入しておきたい、無料のSEOツールを4つ紹介します。すでに導入済みであれば、読み飛ばして次に進んで問題ありません。
1,Googleアナリティクス
https://analytics.google.com/analytics/web/
Googleアナリティクスは、Webサイトに訪問した「ユーザー数」「ページビュー数」「滞在時間」といった基本的なことをはじめ、
- どのページが
- ○人のユーザーに読まれた
- ○のページを経由してコンバージョンに至った
- コンバージョンに貢献しているページと、その日時アクセス数やコンバージョン件数の推移
などを把握できます。
解析ツールを入れないと「何がコンバージョンに貢献しているのか」「なぜ増えているのか(減っているのか)」が見えてきません。Googleアナリティクスをはじめとした解析ツールを導入することで、データをもとに打ち手を講じることができるでしょう。
多機能ゆえに初心者にとっては、「何から始めたら良いかわからない」と感じることもあるかもしれません。Googleアナリティクスで「やりたいこと」から逆引きできる書籍もありますので、デスクに置き徐々に慣れていってください。
2,Googleサーチコンソール
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
Googleサーチコンソールは、同じくGoogleが提供しているツールのひとつです。Googleアナリティクスと併用することで、サイト改善に役立ちます。サーチコンソールでは、以下のようなデータを把握できます。
- ユーザーの検索行動で検索結果に表示された回数
- 検索結果で表示された順位
- 実際にクリックされた回数とクリック率
Googleアナリティクスは、ユーザーがサイトを訪問したあとの行動データを集積しますが、Googleサーチコンソールでは、訪問前にどのような行動を起こしたのかに焦点を当てています。
サーチコンソールは、アナリティクスと連携が可能なことがポイントです。両者を連携することで、ユーザーが検索行動を開始してサイトに興味を持ったところから、実際にサイトを訪問し、コンバージョンに至るまでの一連の行動を、あわせて分析できるようになるのです。
3,Googleキーワードプランナー
https://ads.google.com/intl/ja_jp/getstarted/
Googleキーワードプランナーは、Google広告に含まれている機能です。Webサイトのコンテンツを制作するときに重要となる、キーワードの選定に役立つツールです。Googleキーワードプランナーでは、以下のようなことが可能になります。
- 新しいキーワードを見つける
- 検索ボリュームや競合の強さを調べる
- キーワードの過去の検索状況がわかる
サイトを運営し、ユーザーに有益なコンテンツを提供するには、キーワードの選定が重要になります。検索ボリュームを知り、適切なキーワードを選ばなければ、検索上位はめざせません。
本来はGoogle広告を使う人向けのサービスですが、キーワードプランナーなど一部の機能は、Google広告に登録するだけで、無料で利用できるようになります。
ただし、広告を出稿せず、キーワードプランナー単体で使用するケースでは、検索ボリュームが1万〜10万など曖昧な数字でしか表示されません。それでも、キーワード選定に使用するだけであれば、十分価値があるツールです。
4,PageSpeed Insights
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja
PageSpeed Insightsは、Googleが提供しているサイトの表示スピードを測定するツールで、以下のような機能があります。
- スピードを測定しスコアで表示する
- 改善可能な項目については最適化案を提示する
Googleはユーザー体験を重視しており、ページスピードはSEOの重要評価項目です。2021年5月には、コアウェブバイタル(Core Web Vitals)のランキング指標への導入が予定されています。これはユーザー体験の核となる、読み込み時間、インタラクティブ性、ページ コンテンツの視覚的な安定性を指し、いずれもページスピードに関係しています。
今後Webサイトは、適正な表示スピードを確保できなければ上位表示できません。SEOに取り組むときには、PageSpeed Insightsを導入し、スピード改善に注力しましょう。
SEO対策を広範囲に対応したツール5選
ここからは、SEO対策を広範囲でカバーするツールを5つ紹介します。運営サイトが小規模な場合は必要ありませんが、中規模以上なら必要に応じて検討すると良いでしょう。
1,【有料ツール】SEARCH WRITE
SEARCH WRITEは、SEO施策の立案や課題の分析、効果測定を行えるツールです。SEARCH WRITEを導入すると、
- 施策を考えるためのキーワードの選定
- コンテンツを制作するための競合コンテンツの調査
- セッション数などの動向把握と検索順位の推移観察
など、広範囲な業務をカバーできます。SEOで本当に必要な機能に絞っているので、SEO初心者でも簡単にSEO対策ができるようになることが特徴です。
初期費用無料、月額5万円からのプランがあり、今後大規模企業用のプランもリリースが予定されています。
2,【有料ツール】MIERUCA
MIERUCAは、複雑なアクセス解析を簡単に「MIERUCA(見える化)」してくれる、広範囲カバータイプのSEOツールです。導入すると、
- コンバージョンにつながるキーワードの予測
- 検索ユーザーのインサイトを可視化
- 内部施策を含むSEO施策について重要度順に提案
などを実現できます。MIERUCAはカスタマーサポートありの伴走型なので、初めてSEOに取り組むときでも安心です。目標設定からタスクの洗い出しまでアドバイスがもらえます。
期費用10万円、月額15万〜60万円とやや高額です。各プランとも、無料トライアルがあります。
3,【有料ツール】TACT SEO
TACT SEOは、自社と競合をSEOの観点から比較して課題を抽出してくれるので、専門知識がなくても最低限のSEO対策を実現できるツールです。具体的には、
- 流入キーワードの調査
- 上位表示されているサイトのキーワードをグルーピング
- 上位化のための課題発見
などを行えます。日々の順位を計測し管理もできるので、SEOで重要な効果測定も可能です。調査が自動化されるため、作業を効率化できます。
無料で使えるプランから、15万円プランまで、サイト規模に応じて規模に応じた4プラン用意されています。
4,【有料ツール】SEOFUSION
SEOFUSIONは、Webマーケティングの戦略立案から運用まで、幅広い業務に対応するツールです。
- オンライン評判管理
- コンバージョン率改善
- SEOキーワード発見
などのほか、Googleアナリティクスと接続してレポート作成、Googleマイビジネスとの統合、SNS分析など、外部との連携機能も充実していて総合的なSEO対策を実現できます。
料金は月額11,000円から、サイト規模に応じた3プランがあり、それぞれ30日間の使用体験が可能です。
5,【有料ツール】Raven Tools
Raven Toolsは、サイト分析を行い上位表示されない原因を探り、レポートを作成してくれるSEOツールです。ほかにも、
- Webサイトのパフォーマンスを競合他社と比較
- キーワードチェッカーでランキングを管理
- TwitterやFacebookなど各SNSからのデータを取り込み顧客の傾向を分析
など充実した機能を備えています。レポートはドラッグアンドドロップで、自社のニーズにあわせてカスタマイズできるので、パフォーマンスがあがります。
月額49ドル〜 479ドルのプランまで5プランが用意されており、無料体験可能です。
キーワード調査に対応したツール4選
SEO対策は、上位表示をねらうキーワードを選定することから始めます。将来的に自社の顧客につながり得る、集客価値の高いキーワードを選定することが重要です。
成果のあがるキーワードを選定するには、ツールを活用すると効率的です。以降で紹介するツールを使用して、検索数やトレンドをチェックし、キーワードの幅を広げましょう。
1,【無料ツール】Googleトレンド
https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP
Googleトレンドは、今現在数多く検索されている「急上昇中」のワードをチェックできるツールです。今まさに、トレンドとなっているキーワードを調べられます。
今後対策するキーワードを調査することはもちろん、特定のキーワードの1年を通した需要の推移を調べることもできるため、SEOツールとして有効利用が可能です。自社サイトのカテゴリに絞り、トレンド化しつつあるキーワードを見つけられれば、他社に先んじての集客が可能になります。
2,【無料ツール】ラッコキーワード
ラッコキーワードは、無料で利用できるサジェストキーワード取得ツールです。GoogleサジェストやBingサジェスト、Yahoo!知恵袋などから、キーワードリサーチに必要なあらゆる情報を収集してくれます。
検索窓にキーワードを入力するだけで、そのキーワードを含んだ関連キーワードを一覧表示してくれます。表示されたキーワードはコピーボタンで一括コピーが可能。Yahoo!知恵袋などの質問を読み込めば、ユーザーのニーズを深掘りしたコンテンツを制作できます。
3,【有料ツール】キーワードマップ
キーワードマップは、キーワードボリュームなどをマインドマップ形式で、わかりやすく可視化してくれるキーワード選定ツールです。
サジェストキーワードが取得できるのはもちろん、コンテンツに含めたほうがいい共起語一覧の提示もしてくれます。指定キーワードにおいて、競合がどのようなキーワードで上位表示されているのかのデータや、年間検索数の季節変動データなども取得できるようになります。
プランや料金については、公式HPからお問い合わせください。
4,【有料ツール】キーワードファインダー
キーワードファインダーは、登録したサイト情報とキーワードをもとに、新しいキーワードと月間検索数、SEO難易度、関連度を自動的に取得してくれるツールです。流入キーワードも、自動でチェックして表示してくれます。
ほかにも、競合が対策しているのに自社は対策できず出遅れているキーワードや、自社も競合もまだ対策していないお宝キーワードなども自動的に分類するのが特徴です。競合分析をしながら、勝てるコンテンツを考えられるようになります。
料金は月額5万〜20万円で、サイト規模に応じて3つのプランが用意されています。
コンテンツ制作補助に対応したツール2選
SEOに強い記事とは、読者のニーズを満たす良質な記事のことです。すでに上位表示しているコンテンツは、Googleから読者の満足度が相対的に高いと評価されていると考えられます。そのため、それらを参考にすることが、上位表示への近道です。
さらにSEOでは、コンテンツが読みやすいか、間違った日本語を使っていないか、多様な表現を使って読者が没頭するような文章が書けているかといった視点も大切です。コンテンツの質を強化するために、役立つツールを2つ紹介します。
1,【無料ツール】ラッコツールズ 見出し抽出
ラッコツールズの見出し(hタグ)抽出は、指定したキーワードの検索結果上位10サイトから、タイトルと見出しタグを一括抽出するツールです。抽出した結果は、CSVファイルでのダウンロードも可能で、descriptionも出力されます。
検索上位にあるコンテンツのタイトルや見出しを分析することは、ユーザーのニーズ調査には欠かせません。ラッコツールズを使用することで、上位記事の構成を参考にしながら、ユーザーのニーズをより満たすコンテンツの制作が可能になります。
2,【有料ツール】文賢
文賢は、さまざまな視点から文章の読みやすさやわかりやすさをチェックして、改善点を提案してくれるツールです。より良い文章にするための推敲支援のほか、誤字や脱字、間違った日本語を使っていないかをチェックする校閲支援の機能が備わっています。
敬語の誤りや「ら」抜き言葉など、日本語の誤用があったり、差別語や不快な言葉が使用されていたりすると、サイトの評価も下がります。文賢を使用すると、複数のライターを抱えていても、サイトの文章クオリティを一定レベルに保てます。
初期費用10,800円、月額1,980円の通常プランと、企業向け5〜30ライセンスのまとめ買い割引プランがあります。初期費用として、10,800円が必要です。
検索順位のチェックに対応したツール3選
コンテンツを公開したあとは、日々検索順位をチェックすることが大切です。順位が思わしくないコンテンツについては、必要に応じてリライトするなど対策を施しましょう。改善が必要なコンテンツを見つけるために役立つ、検索順位をチェックするツールを紹介します。
1,【無料/有料ツール】GRC
GRCは、登録したすべての検索キーワードの順位をボタン一つで調査する、インストール型の検索順位チェックツールです。直近の順位の変化はもちろん、過去の順位変化もグラフで表示されます。
Googleだけでなく、Yahoo!やBingにも対応し、数千件の検索キーワードを登録しても動きが重くならないのが特徴です。動作がとても軽いので、日々の順位チェックが負担になりません。
料金は月額450円〜2,250円まで、対応URL数や検索語数に応じて5プランから選べます。
2,【有料ツール】BULL
BULLは、日々の検索順位をチェックし変動を記録できる、クラウド型の検索順位チェックツールです。BULLでは独自調査でGoogleの変動値をグラフ化しているため、順位の変化がGoogleの変動の影響なのかがわかります。地域指定して順位を取得するなど、細かな設定も可能です。
Web上で順位チェックを実行するので、パソコンの起動は不要です。完全自動なので、休日でも関係なく順位を取得し、いつでもどこでも気になるときに、順位を確認できるようになります。
登録キーワードやURL数に応じて、月額1,150円〜15,400円まで5プランが用意されています。
3,【有料ツール】順一くん
jun1kun.com
対象のウェブサイトに対して、登録したキーワードでのGoogleの検索順位を計測する、シンプルな検索順位チェックツールが順一くんです。
一度登録すれば、毎日自動で順位を計測し続けてくれて、大きな順位変動があったときにはメールで通知してくれます。とにかく順位だけ把握したいという方に、向いているツールです。
利用料金は、キーワード50個あたり月額500円で利用できます。
競合サイトの調査に対応したツール3選
SEOを成功させるためには、ライバルを知ることも大切です。以降で紹介するツールでは、競合サイトが集客しているキーワードや、アクセス数などをチェックできます。他社の状況を知り、有益な内容なら自社のビジネス戦略に取り入れましょう。
1,【無料/有料ツール】Ubersuggest
Ubersuggestでは、検索窓に競合のURLを入力すると、月間のトラフィック数や流入キーワード、ランディング数の多いページ、類似キーワードでランクしている競合ドメインなどを確認できます。
上位のサイトを調査することで、どうギャップを埋めていくか、必要なコンテンツ量や流入数を計算できるようになります。
1日3回の検索までなら無料で使用可能、有料プランは月額2,999円〜9,999円まで3プランが用意されています。
2,【無料/有料ツール】SimilarWeb
www.similarweb.com/ja
SimilarWebは、競合他社のサイト分析を実現するマーケティングツールで、SEOにも活用が可能です。
検索窓に、調査したいサイトのURLを入力することで、参照トラフィックや流出先へのトラフィック、国内や業界内でのランキング、オーガニック、有料キーワードなどを調べられます。競合の人気ページを把握できれば、同様のコンテンツを投下できます。
無料プランあり。有料プランについては、公式HPよりお問い合わせください。
3,【有料ツール】Ahrefs
Ahrefsは、SEOで上位表示を可能にするオールインワンSEOツールです。Afrefsには、「コンテンツ比較」の機能が備わっていて、自社と競合のキーワードを分析・比較が可能です。
競合他社が上位表示されているキーワードや、トラフィックが多いページをチェックしたり、競合他社のサイトにリンクしているWebサイトを確認したりできます。競合他社が有料広告を出しているか、有料トラフィックをどこから集めているのかなども調べられるので、自社の広告戦略に役立てられます。
料金は、対応規模に応じて月額99ドル〜999ドルまで4プランあります。
コピペチェックに対応したツール2選
制作したコンテンツが、意図していないにもかかわらず、他社の文章と重複しているケースもあります。重複コンテンツはGoogleのペナルティの対象となり上位表示しないばかりか、いうまでもなく著作権の面でも問題になります。
コピーコンテンツ対策として、コンテンツの公開前には、念のためコピペチェックツールにかけておくと安心です。ライターに制作を依頼する場合にも、コピペチェックは実践しましょう。
1,【無料/有料ツール】CopyContentDetector
CopyContentDetectorは、4,000文字までなら無料で使用できるコピペチェックツールです。調査対象テキストをボックスに張り付けてチェックボタンを押すと、コピペチェックが開始され、数十秒で結果が表示されます。
Web上のほかの記事との文字率一致率や類似度、連続文字数のチェックができます。CopyContentDetectorを使うことでコピーコンテンツになる恐れのある記事の投稿を、未然に防ぐことが可能になります。
4,000文字までチェックできる無料版と、8,000文字までチェックできる月額9,900円〜100,000円までの企業向け5プランがあります。
2,【有料ツール】chiyo-co(旧・影武者)
chiyo-coは、コンテンツの無断転載・引用などを見つけるために、テキストのコピペや類似度をチェックするツールです。コピペチェックだけでなく、文章全体、センテンス、フレーズのベクトル比較などにより、文章同士が似ているかどうかを判定する、類似判定アルゴリズムを実装しています。
解析元の文章と、検出されたURLの文章を、レーダーチャートで比較し、コピペや類似箇所はハイライトで表示するので一目瞭然になって便利です。
料金プランは月に10,000文字まで使用できる無料プランから、200万文字まで対応可能な月額55,000円のプランまで、4プラン用意されています。
リライトに対応したツール3選
コンテンツを公開した結果、検索順位が思わしくない場合には、リライトが必要です。しかしリライトするといっても、何を基準にすればいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。
以下で紹介するツールを使って得られた、客観的なアドバイスやデータに基づいてリライトを進めれば、順位の改善が期待できます。
1,【無料/有料ツール】Ptengine
Ptengineに備わっているヒートマップは、色でユーザーの関心を浮き彫りにして、コンテンツを閲覧しているときになにが起こっているのかを明らかにします。
ヒートマップではユーザーがどこまでスクロールしたのか、どこを注目してクリックしたのかなどを確認できます。読み飛ばされている部分は情報を充実させるか思い切って削除する、関心の高い見出しを離脱ポイントにもってくるなど、リライト箇所の判定に役立ちます。
1ヒートマップが使える無料プランから、有料プランは月額14,800円〜49,800円の4プランがあります。
2,【有料ツール】MIERUCA HEATMAP
MIERUCA HEATMAPは、ユーザーが熟読しているエリアや離脱したエリア、クリック位置などを可視化するヒートマップツールです。マルチデバイス対応、自動キャプチャ機能もついています。
読んでほしい箇所なのに読まれていない箇所や、想定外によく読まれている箇所を知ることで、理由を考え、ユーザー目線でのコンテンツ改善が可能になります。
1URLなら無料、有料プランは対応ページ数上限に応じて、月額9,800円〜149,800円までの5プラン用意されています。
3,【有料ツール】Emma Tools
emma.tools/for-writing-ppc
Emma Toolsは、SEO効果が高いコンテンツを制作できるライティングツールです。対策キーワードで上位表示している競合サイトのページを徹底的に分析し、上位表示されるために必要なキーワードをレコメンドしてくれます。
キーワードを参照しながらライティングすれば、SEO効果をリアルタイムでスコアリングし、改善案も示してくれるので、効率よくリライトできるようになります。
ドメイン数などに応じた月額5,9900円〜119,800円の3プランで、初期費用が10万円必要です。
SEO内部対策に対応したツール2選
SEOは、コンテンツそのものだけではなく、テクニカルな要素も必要です。コーディング面や表示速度において、サイトに問題がないかをチェック・アドバイスしてくれるツールを活用しましょう。
1,【有料ツール】SEO Site Checkup
seositecheckup.com
SEO Site Checkupは、自社サイトにおけるSEOの問題を分析し、レポートを作成してくれるツールです。タイトルやメタタグ、リンク切れ、画像の代替テキストの有無、ページ表示スピードなど、あらゆる観点からサイトをチェックし、スコアリングします。
不具合のある箇所については改善案も提示してくれるので、効率よく改善を進めることが可能です。
料金はモニターするサイト数などに応じて、月額24.95ドル〜79.95ドルまでの3プランがあります。
2,【有料ツール】DeepCrawl
DeepCrawlは、自社サイトをクロールすることで、SEOの問題を詳細に洗い出します。リンク切れや不要な内部リダイレクトの提示、ディスクリプションの長短や重複、ページの読み込み速度などをレポートしてくれます。
クロールは1時間ごと、1日ごと、1週間ごとなどスケジューリングが可能です。過去のクロールデータを時系列で比較して、変化と問題を確認できます。
2サイトまで対応可能なベーシックプランは年額36万円、それ以上については公式サイトからお問い合わせが必要です。
まとめ
SEOに役立つツールを、全部で28個紹介してきました。
ツールを選ぶときには、多機能なツールを入れれば良いとは限りません。使いこなせなければ意味がないので、まずは自社で必要な機能を洗い出すのが先決です。無料で使えるツールや、無料プランから導入し、必要に応じて有料プランを検討するのがおすすめです。